KuRiのブログ一覧

チーズはどこへ消えた?読書感想文

【どんな本か?】

1時間で読める小説なのだが、その物語から人生の教訓を得られることからある種自己啓発本として有名な一冊。

 

f:id:KuRi271:20200509162316j:plain

チーズはどこへ消えた?

 

【あらすじ】

登場キャラは2人の小人と2匹のネズミ。

彼らが迷路の中でチーズを探すという非常にシンプルな物語である。

(迷路は会社や人間社会などの地域、チーズはお金や自由などの幸福を表しているようだ)

ある場所で潤沢に置かれていたはずのチーズがある朝突然なくなった。(実際は食べ尽くしてしまっただけだが)

そのときのそれぞれの行動による差異が見所の1つ。

ネズミたちはすぐさま次のチーズステーションを追い求めて旅立つのだが、小人たちは困惑し嘆くのみ。

このままではいけないとしばらく経ってから小人の1人は重い腰をあげてチーズを探しに出かける。

 

その中で探しに出掛けた小人が変化にもっとはやく対応すべきであったと気づく。(結果的により良いチーズステーションを見つける。)

 

【感想・考察】

高い知能を持つ小人よりも愚直に行動をし続けるネズミの方が結果的に成功している結果から、あれこれ考え込むより試行錯誤しながら進む大切さを認識させられる。

変化に柔軟に対応すること。日頃から周囲の変化に気を配ること。

さまざまな教訓をこの本から得ることができる。

 

個人的に一番響いたフレーズは

”不安や恐怖が思考力を鈍らせる”

である。